耳の聞こえというのは、正常なときには意識しませんが、悪くなると非常に分かりやすいものです。
急性鼓膜炎とは、その名のとおり何らかの感染症によって鼓膜に炎症が起こってしまったものです。
通常、耳の中でも外から鼓膜までの外耳、そして鼓膜から音を伝える耳小骨までの中耳の両方に炎症が広がっていることが多いものです。
特徴的な症状として、耳の奥に痛みが発生しやすく、中耳にも炎症があるため聞こえの悪さが目立ちます。
急性鼓膜炎の原因は
急性鼓膜炎の主な原因は、鼓膜自体に何らかの病原体が感染することによって起こります。
風邪をはじめとする身体的な感染症と重複して起こりがちで、免疫力が低下したところで鼓膜に感染が広がるケースが多いようです。
感染を起こす組織は様々ですが、鼓膜の場合には聴力に直結するため、ある意味怖い病気でもあります。
急性鼓膜炎の治療は
急性鼓膜炎の治療は、主に感染症の治療を行うこととなります。
軽い場合は、安静にして対症療法と健康行動を心がけること、耳を愛護的に扱うことで軽快していきます。
症状が重い場合や細菌が感染した場合には、ウィルスと違って抗生物質が有効となってきますから、二次感染の予防も含めて抗生物質で治療をしていきます。
ポピュラーな治療として、耳に直接薬剤を垂らす点耳薬を使用するケースが多いでしょう。
鼓膜に感染すると水疱のように鼓膜は膨らんで炎症を起こすため、全身治療とあわせて鼓膜をピンポイントで治療するのが効果的です。
急性鼓膜炎の予防は
急性鼓膜炎を防ぐには、普段から免疫力を養っておくことがまず大切です。
早寝早起きと栄養のある食事、運動、充分な休息が非常に効果的でしょう。
また、鼓膜や中耳に炎症が起こらないよう、耳かきを控えたり、プールやお風呂の際に耳栓をするなどの処置は効果的です。
聞こえを確認して、おかしいと思ったら早めに医療機関にかかるようにしていきましょう。
鼓膜自体が炎症を起こすこともあるのですね。
特に外耳と中耳が同時に炎症を起こすこの疾患では、症状も分かりやすいことが多く、気づいたら早めに対処していくことが重要です。
耳は大切ですから、優しく扱っていきましょう。