慢性中耳炎とは?
通常中耳炎は喉の炎症が治まるのと同時に炎症が治まり、中耳内にたまった膿が徐々に抜けることで、長くても2カ月程度で解消するものですが、治療が十分でなかったことが原因で菌が中耳に残ったままになると炎症が完治せず慢性中耳炎になることがあります。中耳炎が慢性化することで起こるのが鼓膜・耳小骨の損傷です。この二つが機能しなくなることで難聴が悪化します。さらに悪化した慢性中耳炎の場合には中耳内の神経に影響を与えることからめまいや頭痛、まれに顔面神経麻痺を起こすことがあります。
慢性中耳炎の検査方法
聴力検査
音を効くことで聞こえ方の度合いを計る一般的な聴力検査です。
パッチテスト
鼓膜の破損がある場合に鼓膜を塞いだ上で、音を伝達する骨の部分に損傷があるかをチェックする検査です。
レントゲン
炎症や耳小骨の破損を視覚的に見る検査です。
慢性中耳炎の治療方法は?
≪症状が軽い場合≫
抗生物質の服用で菌が完全に消失させることができ、鼓膜の修復のみが必要な場合には、鼓膜形成の処置だけで治療が完了します。鼓膜形成の処置は最短で日帰り(処置時間は30分程度で1万円程度~)で受けることができます。
≪症状が重い場合≫
菌の進行が耳小骨などの組織まで及んでいる場合には、まず内耳を清掃し病巣を取り除いたあと、鼓膜・耳小骨を人工的に形成させる手術(鼓室形成術)が有効とされています。鼓室形成術の場合には通常日帰り~一週間程度の入院での処置が一般的です。