あまり聞き馴染みのない「耳垢栓塞」ですが、実は耳鼻科ではよくみられる症状であり、患者数も多いと言われています。
ある日急に聞こえづらいと感じたり、生活を送る中で耳に異常を感じた場合などは耳垢栓塞である可能性があります。
耳垢栓塞はその名の通り、耳に垢が詰まってしまう状態ですが、自然治癒しないことから、専門医への受診が必須です。
耳垢栓塞の症状
耳垢栓塞の症状は以下の通りです。
- 耳閉感があらわれる…耳が詰まった感覚やこもるような感じがする状態。耳垢栓塞の代表的な症状の一つです。
- 難聴…耳が詰まったような感覚から、聞こえずらくなります。
- 痛みが出る…耳垢栓塞を無理に取り除こうとすることにより、耳内が傷つき細菌が混入することによって炎症が起こります。ひどくなると激しい痛みで夜も眠れないこともあります。
- めまいがする…両耳の外耳道に耳垢がいっぱいに詰まっている場合、取りのぞいたあとにめまいを引き起こすことがあります。
耳垢栓塞になる原因とは
耳垢栓塞になる原因としては「耳垢が詰まっていること」が最も有名です。
皮膚や汗、ほこりなどを多く含んだ耳垢が外耳道に多く溜まることにより、耳垢栓塞を引き起こします。
その他には、外耳炎や外耳道の湿疹や体質、加齢などが原因となっていることもあります。
耳垢栓塞の治療法
耳垢栓塞は、放っておいても治ることはありません。
むしろ、聞こえづらいことで生活に支障が出たり、炎症がある場合は悪化することも考えられるので気づいたら早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
耳垢栓塞は耳垢が溜まっていることから生じます。そのため、耳鼻科では耳垢の除去が最優先になります。
しかし、長時間にわたって蓄積された耳垢はコルク状に固まってしまっています。その場合は、耳垢をやわらかくする必要があります。
その後耳垢をとり、炎症がある場合は軟膏を処方される場合もあります。
耳垢栓塞とならないためにできること
耳垢栓塞は、耳垢が詰まることにより症状が起こりますが、耳垢を取りのぞこうとして耳かきで強く掻くことや、毎日耳かきをするといった行為は逆効果です。
そもそも、日本人の80%以上は乾性のカサカサとした耳垢だと言われています。
乾性の耳垢の場合、無理に耳かきをしなくてもあくびや食事の際の顎の動作などで、耳垢がポロっと落ちてきます。
無理に耳垢をとろうとして耳かきを行うことは耳の内部を傷つけることにもなり、他の耳の病気を引き起こす恐れがあるので危険です。
もちろん、耳を清潔に保つことは大切ですが、正しい方法で耳掃除をするようにしましょう。