急性中耳炎とは、短期間に発症した中耳炎を指し、ほとんどの場合がこの中耳炎に分類されます。中耳炎による耳の痛みは発症してから2~3日が最も強く、そのあとは徐々に和らぎます。
一気に腫れて時間をかけて治る
急性中耳炎による痛みは比較的すぐに治まりますが、中耳内の膿がぬけるのには時間がかかります。膿がたまりすぎた場合には鼓膜に穴があき外耳からでることもあります。
それ以外の膿は鼻の奥にぬけて徐々に解消しますが、完全に膿が抜け切るまでには1カ月程度、長い場合は2カ月程度かかることもあります。
薬はどんなものを飲んだらいい?
急に中耳炎になって耳が痛くなったという場合(すぐに病院に行けない場合)には、持っている痛み止めを飲んでおき、次の日に耳鼻科に行けばOK。病院にかかった場合は炎症止めと抗生物質の処方が一般的です。抗生物質は菌そのものを殺す作用のあるものですが、中耳の細菌だけでなく腸内や体全体の菌すべてを殺してしまうこと、長期にわたって飲むと耐性がつく危険があることなどから、中耳炎の症状が特に重い場合にのみ処方している耳鼻科も多いようです。痛み止めだけを処方された場合も数日間安静にすることで症状は徐々に回復します。
早く治すコツはある?
細菌は喉や鼻の奥の耳管から耳の奥、中耳にはいりこむため、新たに菌を侵入させないよう、鼻水をこまめに吸い出すなどの処置が有効です(耳鼻科でも行っています。)また、溜まった膿は耳管を通って鼻の奥に抜けるため、鼻の通りをよくしておくことで早く治る傾向があります。みみだれ(膿が耳から出る症状)があった場合は外側から拭き取れるものだけを拭き、耳の奥までは拭かないようにします。(耳鼻科で吸い取ってもらうようにするのが◎)
耳に水が入っても大丈夫?
中耳炎は耳の外側からの入る菌が原因で発症するものでなく、喉・鼻の奥から入る菌が原因で起こる炎症のため、熱・痛みがある時を除いてはお風呂やプールなどは普通通りに入ることができます。
どのくらい通院すればいいの?
中耳炎は膿がぬけるまでに時間がかかるため、完治するまで根気強く通院することが必要です。2~3カ月かかることもありますが、膿が完全に抜け切るまでは油断できません。(膿が抜けきらなかった場合にはそれが原因で中耳内で菌が再繁殖し、慢性中耳炎になることがあります)急性中耳炎が1週間程度続いた後は、滲出性中耳炎に移行していきます。