耳の内部、カタツムリのような部分(蝸牛)は、リンパ液という液体で満たされていますが、このリンパ液がなんらかの衝撃や他の原因によって外側に漏れ出すことで発症するのが外リンパ瘻です。外リンパ瘻では耳の機能全体を担っている内耳の働きが不安定になることから、めまい / 難聴 / 耳鳴り、などを併発します。
外リンパ瘻の原因
外リンパ瘻になる原因は様々ですが、主に鼓膜の外側と内側の圧力が急激に変わることなど(強く鼻をかんだ / 飛行機 / ダイビング / 耳の手術 / 耳かき中にぶつかられたetc)によって内耳の一部に傷がつき、そこからリンパ液が漏れ出すことが要因と考えられています。
外リンパ瘻の症状
外リンパ瘻の耳鳴りの特徴としては、水の流れるような音 / 物が弾けるような音というものがあり、このような耳鳴りとめまい、難聴など他の症状が併発した場合には外リンパ瘻の可能性が高いと考えられます。
外リンパ瘻の治療方法は?
軽度の場合には原因である内耳の傷が自然治癒することで数日で症状が治まりますが、重度の場合や治りが遅い場合には内耳の傷を手術で塞ぐ方法によって早く治癒させることができます。
手術自体は全身麻酔した後2時間ほどで済むものですが、手術後6時間は姿勢を固定(手術した方の耳を上に向けた状態で固定)し安静にする必要があり、6時間経過した後もステロイド剤などを投与しながら傷を回復させる処置が必要となるため、手術で治療する場合には一週間程度の入院が一般的です。(治療+入院費用は全部で15~20万ほど)