気づかないうちに聴力に影響を来たしてしまう耳の病気は怖いですね。
水泡性鼓膜炎は、何らかの原因により鼓膜の表面に水泡状の腫れができてしまうものです。
これによって、強い痛みを感じることがある他、場合によっては聴力などにも大きく影響が出てきてしまう怖い病気です。
水泡性鼓膜炎の原因は
水泡性鼓膜炎の原因として挙げられるのは、感染症が最も多いでしょう。
インフルエンザやマイコプラズマなどのウイルス性の疾患にかかり、急性中耳炎を患った際に、鼓膜の炎症がひどくなった結果この水泡性鼓膜炎にいたるケースが多いようです。
耳の聞こえがなんとなく悪くなったり、耳の奥に痛みを感じる場合、鼓膜に水泡が出来ていることが考えられます。
鼓膜は音を神経に伝える耳小骨とつながっていたり、その先の内耳と非常に距離が近いこともあり、感染が拡大すると聴力に影響を及ぼすことも考えられます。
感音性難聴といって、音を受け取る神経とその周りの機能に影響がでて音が聞こえにくくなってしまうことも少なくありません。
また、特徴的なものとして帯状疱疹との関係があります。
帯状疱疹は治った後もウィルスが一度神経に巣食って死滅しないことが特徴ですが、繰り返し帯状疱疹を発症している方だと、ウイルスが聴神経や顔面神経にまで広がってしまうケースがあり、耳の痛み、難聴だけでなく、顔面神経痛や麻痺といった恐ろしい症状に発展してしまう可能性があります。
水泡性鼓膜炎の治療は
水泡性鼓膜炎の治療は、主にその基礎となる感染症の治療をしていくこととなります。
抗生物質によって二次感染予防を行いながら、ウィルス性の感染症に対しては対症療法がとられます。
痛みがひどい場合には鎮痛薬で抑えながら、症状の悪化がないかに気をつけて、安静に栄養をつけることで自然回復となるでしょう。
ただ、帯状疱疹が原因の場合には、感染が内耳や神経にまで及ぶのが非常に怖いこともあり、抗ウィルス薬であるアシクロビルで治療をしていくこととなります。
・水泡性鼓膜炎を予防するには
水泡性鼓膜炎の予防は、まず耳にできるだけ傷をつけないよう注意をすることです。
特に鼓膜は聞こえを左右する重要なパーツであるだけに、耳かきには綿棒を使用したり、奥まで深追いしないなど気をつけましょう。
感染症起因の疾患であるだけに、普段から免疫力を維持できるよう、健康生活に気をつけていくことがなによりも大切といえるでしょう。
鼓膜に直接水泡が出来てしまうのは、聞いただけでも大変痛そうで嫌ですね。
安静にしていれば軽快することが多いものの、聴力が低下したり、また帯状疱疹に起因している場合にはリスクが高いため注意が必要です。
自分の身体の様子をしっかりと観察した上で対処していきましょう。