左耳の異常(かゆみ・耳鳴り)の始まり|6年前

左耳に、かゆみや耳鳴りを感じるようになったのは、今から6年ほど前からだったように記憶しています。
耳の穴の中がかゆい、という状態は、そのときが初めてでした。
何日も続いたため耳鼻科を受診したところ、検査の後に、医師から、意外なことを言われました。
「左の鼓膜が、何度も破れて再生しているせいで、とても薄い。形も悪い。そのせいで聴力も弱い。ほかの人と同じようには聞こえていないよ。気付いている?」
子供のころに、中耳炎を繰り返したせいで、何度か鼓膜が破れたことがあるというのは知っていました。
物心つく前の話ですので私はまったく覚えていませんが、親によると、「治療の際に使った綿が耳の中に残っていたことにより中耳炎になり、鼓膜が破れたこともある」という話でした。
自分の聴力には気づきにくい
医師に指摘されるまで、自分の聴力が弱いということについて、私は全く気付いていませんでした。
何故なら、私にとっては、それが「普通の状態」だったからです。
ほかの人がどんなふうに聞こえているかなど、私には知りようもありません。
確かに私は、携帯電話も固定電話も、受話音量が最大でなければ聞き取れませんし、会話をしていて、人の話を聞き返すことが非常に多いです。
でも、他人と聞こえ方が違うなんて、想像したこともありませんでした。
言われてみて初めて、それが「普通ではない」ということを知ったのです。
耳鼻科から帰宅したあと、ふと思い立って、イヤホンを使い実験をしてみました。
イヤホンを通して音楽を再生し、片耳ずつ聞き比べてみたのです。
すると、右耳ではきちんと聞こえているのに対して、左耳ではくぐもったような感じで、はっきりとせず、歌詞などは聞き取ることが出来ません。
なぜ医師に言われるまで全く気付かなかったのか不思議に感じてしまうほどでした。
かゆみの原因について医師から説明があったかもしれませんが、まったく記憶にありません。
聞こえが悪い、という件がショックだったからでしょう。
しばらくは落ち込む日々が続きました。
悪くなることはあっても、良くなることはないと言われたからです。
鼓膜が薄くてへこんでいる?!定期的に膨らませる
私の鼓膜は薄いだけではなく、へこんでいる、ということでした。
医師によると「このまま放置してしまうと、骨などを圧迫してしまう可能性があり危険」とのこと。
そのため、定期的に鼓膜を膨らませる処置をすることになったのです。
それは鼻から管を入れて鼓膜に空気を送って膨らませる、というもの。
鼻の骨のゆがみ
鼻の骨も曲がっているそうで、まず鼻に入れる管がなかなか入らないうえに、強い痛みを伴いました。
かゆみには軟膏が処方されていましたが、あまり改善は感じられませんでした。
それでも、しばらく耳鼻科への通院を続けていました。
鼓膜を切って小さなチューブを入れる
へこんでいる鼓膜を膨らませるために、鼓膜を少し切って、小さな緑色のチューブを入れていた時期もあります。
鼓膜の中に換気用のチューブを入れることにより、圧力を保つのが目的だったようです。
効果はあったかのかもしれませんが、私にはよく分かりませんでした。
しばらくはチューブが入っていた状態でしたが、その後に取れてしまいました。
すべて、必要があっての治療であることは理解しているつもりです。
しかし、痛みを伴う治療が続き、効果が実感できないこともあって、次第に耳鼻科から足が遠のいてしまったのです。
耳かきで『かゆみ』の悪化

耳のかゆみは、落ち着かないどころか、悪化していきました。
夜中にかゆみで飛び起きたことも数え切れないほどあります。
そうなってしまうと、耳かきをしないとかゆみは収まらず、眠ることができない、という状況でした。
「耳かきは毎日しないほうがいい」とは聞いているものの、枕元には常に、耳かき用の綿棒を置くようになりました。
かゆみと共に耳鳴りも悪化していきました。
私の場合、耳鳴りは「きーん」という高い音が主です。最初のうちは、夜も眠れないほど耳鳴りが気になったものです。
耳鳴りは常時しており、日によって、とても酷くなる、という状態です。
外耳炎で耳垂れ|3年前
そして3年ほど前のことです。
仕事中をしていると、突然生暖かいものが耳から溢れ出したのです。
初めての経験に驚きながらティッシュで拭くと、大量の透明な液体と血が混じったものがティッシュにつきました。
その数日前から、普段より強いかゆみと、頭や耳の痛み、発熱がありましたが、我慢していたのです。
どれだけ拭いても液体は流れ続け、怖くなってすぐに耳鼻科へ行くと、「外耳炎」と診断されました。
外耳炎は、外耳道という場所が炎症を起こす病気で、耳かきなどで傷をつけることが原因となることが多いのだそうです。
おそらく私も、耳かきをしていて耳の中に傷をつけてしまったのだろうと思います。
私の場合は、首のリンパまで腫れていました。口を開けたり、ものを食べたりするとさらに痛みは増しました。
診察後に、耳の洗浄と点滴を受けました。
そしてステロイドを含む塗り薬と抗生物質、鎮痛剤、点耳薬が処方されました。
洗浄のために毎日通院したものの、何日も膿と痛みが止まらず、完治までには10日ほどかかりました。
すっかり治ってから、再度検査をしたところ、聞こえはさらに悪くなっていました。
外耳炎が治まっても聴力が落ちる
と言っても、完全に左耳の聴力を失ったわけではありません。
音の高さや大きさによっては聞こえないものもありますが、いくらかは聞こえています。それでも、とても不便な毎日です。
正面から話しかけられる分には、右耳でも聞こえるので、大きな問題はありません。
しかし左側から話しかけられた場合、聴力が弱い上に耳鳴りがひどいので、聞き取れないことが多いのです。
さらに、時々、左右から交互に音が聞こえるように感じます。それが起こると、眩暈がします。
音が交互に聞こえる現象は、電話中に発生することが多いです。受話器で右耳が塞がるのが良くないのかもしれません。
そのため、電話を受けるのがとても苦手になってしまいました。
外耳炎再発で耳垂れ
外耳炎の治療が終わってから約1年後、再び左耳から膿が溢れ出しました。
このときは風邪気味ではあったものの、耳には痛みなどがない状態でした。
それも、「外耳炎」という診断でした。
左耳の鼓膜に穴?!続く耳鳴り
2度目の外耳炎は、最初に比べると治りは早く、痛みもなかったのですが、その後の診断で、新しい事実が発覚しました。
左の鼓膜に穴が開いていたのです。実際に自分で見たわけではありませんが、医師の話によると、かなり大きい穴だ、とのことでした。
穴が開いたことにより、それまで必要だった「鼓膜を膨らませる」という措置は不要になりました。
その代わり、定期的に耳鼻科に通い、鼓膜の状態をチェックしてもらわなくてはならないようです。
片方だけとはいえ、いつか完全に片耳が聞こえなくなるのかもしれない、と思うと、少し怖くなります。
もう年齢的に鼓膜の再生は見込めない可能性が高く、開いてしまった穴も塞がらないだろうとのこと。
耳鳴りは、日によって強さなどが変わるものの、現在も続いています。ときどき、右からも耳鳴りがすることもあります。
かゆみは一時期と比較すると、かなり落ち着いてきました。
また外耳炎になると怖いので、傷をつけないために、極力耳かきを控えるように気を付けています。
忙しい時期が長く続いてからは、やはりまた耳鼻科から足が遠のきつつあります。
それでも、痛みや、強いかゆみがあるなど、調子が悪いと感じるときは、なるべく早めに通院するよう心がけています。
このさき、これ以上悪くならないことを願うばかりです。

私も耳が悪く他人事では読めませんでした。
穴は手術で治せます。
耳鼻咽喉科のよい先生のおられる大きな病院に行かれてはいかがでしょうか。
私も手術をして治りました。